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愛知県常滑市議会議員「井上きょう子」の活動日記

下記の文章が知人から送られてきましたので転送します。

■今日は、夕方のニュースから、「内閣府の有識者検討会」の推計結果が流れていました。

 これまでの2003年の中央防災会議のものを、大きく上回るものだということで。

 東海・東南海・南海地震を起こす「南海トラフ」で最大級の地震が起きた場合ということで、想定する地震の大きさがぐんと大きくなって、震度分布も、津波高も、ぐんと広く、大きくなっています。

 実際に、3.11で、M9.0だったわけで、とすれば、最大級というのは、M9.0未満ということはありえないわけで、今回の推計のもとは、当然でしょう。

 つい最近のニュースでは、名古屋港の防波堤は、3連動地震では大丈夫だけど、高潮の方が問題だから、堤防を嵩上げすべきだ、ということでした。

 この前提が変わってしまいます。

先日の中日新聞では…「名古屋港の防波堤かさ上げを」という見出しで、

「国土交通省中部地方整備局は28日、東海、東南海、南海の3連動地震と津波を想定した場合、名古屋港の高潮防波堤は最大1・5メートルのかさ上げ対策が必要との調査結果を発表した。今後マグニチュード(M)8・9クラスの最大津波想定も検討に加え、かさ上げ工事の実施を検討する。

調査結果は有識者による「防波堤耐津波性能評価委員会」(委員長・水谷法美名古屋大大学院工学研究科教授)が答申した。

 3連動地震はM8・7で、高潮防波堤の津波高は約3・5メートル(名古屋港基準面)を想定。水谷委員長は「地震と津波の高さ、波力、地盤沈下を考慮しても、防潮堤の破壊や大規模な越流はなく、湾内に大きなダメージは起こらない」と結論付けた。

 しかし、名古屋港では、伊勢湾台風(1959年)で記録した最高潮位5・31メートルが、3連動地震の想定津波高を上回る。

 3連動地震によって、高さ6・1~6・4メートルの知多堤は最大2・71メートル、高さ6・5メートルの鍋田堤は最大2・49メートルの地盤沈下が予測される。地震で地盤沈下すれば、伊勢湾台風並みの高潮を防げない可能性があるという。

 水谷委員長は「堤の復旧工事を行う1、2年の間に大きな台風が来れば港湾機能に影響を及ぼす。これらを考慮し、事前のかさ上げが必要と判断した」と説明した。かさ上げは、知多堤で1・1~1・4メートル、鍋田堤で1・5メートル必要という。

 鍋田堤の一部は、重みによる自然沈下で設計値より最大2メートル低いことが国交省の調査で判明しており、名古屋港管理組合が国に対策を求めている。今回の調査は設計値を採用しており、中部地整は「これから現場の実測を行い、さらなるかさ上げも必要となるだろう」という。

 評価委は静岡県の御前崎港防波堤の津波耐性も調査。3連動地震の津波が来れば、防波堤の土台を支える被覆石が流出し倒壊の恐れがあるとして、最大2・5トンの被覆石の新設が必要と結論付けた。

 31日に内閣府が3連動地震に日向灘と海溝「南海トラフ」を加えた5連動地震の想定津波高を発表する予定。中部地整はこの結果を待って、名古屋港、御前崎港での最大津波想定を算定し、具体的な対策を講じる方針。」、と。


 今日のニュースでは、伊勢湾の内側でも、震度7になるとか、田原では、津波が20mを超えるとか…。これを最大級と考えていいかどうか、という点もないわけではありません。今回の推計では、津波の最高は、高知の黒潮町で34.4mだとか。3.11では、津波の高さから、さらに、遡上ということもありました。その数値は、40mを超えたところもありました。

 さて、これを基に…ということになると、たぶん、ハードでの対策は、金銭的に釣り合わないでしょう。というか、3.11で被災した東北で起きているように、そんな高い堤防は駄目だ…ということにもなるでしょう。

 とにかく逃げる…ということになるのでしょうが、ゼロメートル地帯が広く広がる濃尾平野では、それも、無理でしょう。で、津波避難ビルを…という話も出ていますが、液状かしてビルも傾くだろう地域で、何十万人もの人を収容して、しかも、数日持ちこたえて…。あるいは、津波の後の火災の中に取り残されて…。

 たぶん、答えは、移れる人は、移る…ということでしょう、時間とお金を掛けてでも。規制制度や誘導制度…即、規制を発動するのか、それぞれの人生の節目での選択にあたっての誘導策をとるのか…。という話は、今の自治体の首長には無理でしょう。でも、政治家の役割でしょう。研究者や役人には、情報発信や啓発はできても、こうしたことへの判断をするのは、政治家の役回りでしょう。でも、イマドキの「政治家」にできるだろうか。



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