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愛知県常滑市議会議員「井上きょう子」の活動日記
意識がある人に対しては意識が変わる

21日、22日文教厚生委員会で香川県坂出市と大阪府泉佐野市にある2つの病院視察に行った。     

(1)坂出市市立病院
  坂出市は人口5万8千人、4人に一人は60歳以上である。昭和22年に建設された
  市民病院は現在216床、13診療科がある。昭和54年から平成2年まで赤字であっ
  た病院を、平成3年塩谷太一病院長が赴任して黒字にしていった。
坂井田市民病院坂井だ市民病院研修



  設備が不十分、医者が熱心でない、事務方が上からの目線でものを言っていた
  赤字25億円という日本1の赤字病院の改革には職員の意識を変えることから
  始まった。

  職員にアンケートをとったところ、看護師は医者に、事務方からは患者が悪い、
  医師からは当直室が汚いなど、みんなが責任の擦り付けあいであった。親方日の丸
  がまかり通っていた。

  何のため、だれのために医療をしているのだという病院の基本理念を作り、
  病院長自ら毎朝8時に玄関に立ち、医者の遅刻のチェックをしたり、
  トイレ掃除もみんなでするようにした。毎週1回病院内のチェックも欠かさなかった。

  意識がある人は意識が変わるが、医師たちの意識は変わらなかったので、
  ほとんどの医師を病院に引き上げてもらい、若い医師を香川大学から
  来てもらった。

  連携を待たせるために8つの部会を作り、掃除や花壇などをみなでする組織を
  作ったり、コスト意識も持ってもらうために、病院経営を全員参加してもらう
  予算にも関わってもらった。

  電子カルテも平成7年、ケーブルは事務職員で、パソコンは安売りのスーパで
  購入と、わずかな予算で取り揃え、マウスに振れたことない看護師も仕事後、
  練習に励んだという。
 坂井田駅前    市役所ゆりか      住民票、戸籍など
閑散とした駅前商店街    高架下には市役所の出張所があり、住民票や戸籍などがとれる。
         さわやかライフ支援        なんでも相談窓口
病院玄関のわきに患者さんが何でも相談できる、さわやかライフ支援という窓口がある。
退院後にアンケートを取り、それにより相談にのったり、医療費についても相談員が
常駐しているので、いつでも聞けるシステムである。

  やせ我慢をする5%が犠牲に

まだまだ書ききれないほどの病院改革をした坂出市病院も、地域の医師会との連携ができない、議会との関係もぎくしゃくしている様子。救急患者がこの病院に集中して、50過ぎても当直をしなくてはならないなど、問題点があるのが現状だ。  しかし、一般会計から繰り入れをしてないということにびっくり。

現在の砂川病院長は、病院を黒字にするということは「やせ我慢のシステム」という。自分だけが腹いっぱいにするのではなく、やせ我慢をする。そうすればもっと楽しくする、もっと給料がほしいとなる。それが基本であると言う。

住民のために治療をやっている、やせ我慢をしている人5%がいるために公立病院は成り立っている。」この言葉がとても印象に残った。ぼろぼろの病院でも、職員のやる気で病院が成り立っていることを立証している坂出市病院。常滑市もこれにならい、早急に実践することではないでしょうか。


  

   
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