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愛知県常滑市議会議員「井上きょう子」の活動日記
本日、国際会議場において愛知県地球温暖化防止推進センター事務局長の児玉 剛則しの「地球温暖化と生物多様性」というテーマの講演会が行われた。下記は講演会の要旨です。

多くの生物が生息できてこそ
       
        持続可能な社会を実現できる

考えてみれば、世界のどこかが酷暑になり、他のどこかは酷寒になることが、ずーと昔から毎年のように起こってきた。それが地球というものである。セミばかりではなくすべての生き物は何十万年という長い年月の間、そのような変動に耐えて生き延びてきた。

地球を無視した奇妙にグローバルな発想は本題の本質を見誤らせる恐れがある。地球上の平均気温は昔よりあがっている。温暖化が起こっていることは確かだろう。けれども生き物たちは地球に住んでいる。

しかし、温暖化による様々な影響として、知多市の佐布里池の梅に害虫がついたり、酒づくりで原料の米に虫がついたり、ウミガメの産卵の時、温度が高くなるとメスガメはこなくなったりということがある。
 
生物多様性はなぜ必要かというと、昆虫の場合、天敵が増えてくると害虫が増えてくる。いわゆるいろんな種類の昆虫がいなくなると害虫が増える。多くの生物が生息できてこそ持続可能な社会を実現できるのである。

牛の場合草だけ食べていればよく、肉食動物は肉だけ食べていればいい。しかし特に人間の場合はいろいろなものを食べてないと生きられない。いわゆる生物多様性が保たれないとよくない。

地球環境問題は、自然に手をくわえ、自然を支配して生きていこうとした人間という生き方(文化)に根源がある。

温暖化ということが問題ではなく、人間が自然を破壊し多くの生き物を絶滅においやっていくことではないだろうか。それにより人間の命すら危うくなる時代が来るのではないかと思わせる素晴らしい講演であった。

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