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愛知県常滑市議会議員「井上きょう子」の活動日記
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 11月22日、東海市芸術劇場で開催された日本福祉大学まちづくり研究センター開設60周年記念シンポジウムに参加した。
基調講演はstudio-Lの山崎亮さんで「ひとがつくるまち」と題し、「今宵も始まりました」で有名な観音寺の商店街再活性化の例や、冨岡市、北海道沼田町でのワークショップの様子を紹介。

 まちづくりを30年近く続けてきた私にとって、今回の講演はとても素晴らしく、エネルギーをもらいました。5分に一回の笑いを入れた講演で、まちづくりは楽しくなければという。やはりプロのまちづくりは建築家のノウハウをいれ、徹底的に突き詰めたまちづくり計画をしている。今後はこのようなプロフェッショナルを入れたまちづくりが必要だと実感した。

 第2部のパネルディスカッションでは、山崎亮Studio-L代表 、鈴木淳雄東海市長、 平野隆之日本福祉大学副学長、千頭聡
日本福祉大学まちづくり研究センター長 が登壇し、「もはや行政のみのまちづくりは無理。(市民の)参加なくして未来なし。楽しさなくして参加なし。楽しさ、遣り甲斐とは何かを突き詰めて考えるべき。お金を払って、物やサービスを得ることでは楽しさは長続きしない。市民の楽しさの自給力をいかに高めるか。まちの楽しさの自給力をいかに高めるかが重要。」と締めくくった。
 
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基調講演、パネルディスカッションの詳細は、東浦町長の神谷氏がブログに掲載してみえたので引用しました。お時間のある方はお読みください。

■山崎亮さんの基調講演

・香川県観音寺市の事例
観音寺市は人口約6万2千人。商店街はシャッターが目立つ。そこで、30人くらいの商店主が市役所に相談に行った。そして、山崎を呼んでみようということになった。
商店主は年齢が50歳以上の人ばかり。1980年代は肩がぶつかるほどにぎわった。2000年には猫しかいなくなった。今では猫もいない。どこも同じような話だ。商店街の中で「ここは面白いというものはない」と言い切っていた。
実際に現地を歩いてみると、人口減少の最先端を行くような面白いものがあった。下着屋の中にケーキ屋がある。下着屋の息子がパティシエになって家に帰ってきたのだそうだ。そこで、下着屋は、お得意さんの買うもの以外は品ぞろえが減ってスペースに余裕があったので、店の中の棚を寄せて上げて、ケーキを売るスペースを作って息子に任せた。ケーキを食べて下着が合わなくなって、また下着を買いに来るという絶妙の組み合わせだ。ほかにも、クリーニング屋と餃子屋など、いくつかの”shop in shop”があった。これは面白いと思う。これなら、日曜カフェをやってもよい。
しかし、どうやって店を開きたい若者たちと知り合うかが問題だった。1年間ワークショップをやったけど、オッチャンと若者の接点はつくれないことが分かった。
オッチャンたちは、ワークショップよりも終了後の飲み会を楽しみしているようだ。それでは身が入らないので飲み会を禁止にした。実際には互いに誘い合わないルールにしたので、彼らは寂しそうな背中で、各自バラバラに飲みに行った。そのうちの一人がfacebookに飲み屋の様子を撮った写真を添えて「今宵も始まりました!」と投稿した。これが仲間の目に留まり、今では海外も含めて1800人のグループに広がった。そこで、オッチャンたちは「世界的に認知されている」と勘違いして、USTREAMで飲み会の動画配信も始めた。オリジナルグッズもつくった。するとどうだろう、若い人で店を出したい人が集まってきた。JRからも神田ビールまつりで出店を頼まれた。
仏壇屋の中にビリヤードバーが入っているところもある。お客は仏に囲まれてかなりパラダイスだ。補聴器屋の中に「耳にタコ」ならぬたこ焼き屋もできた。着物屋にアーティストが入っているところでは、着物のデザインを真似たうどん手拭いが人気になった。
勘違いが高じて、商店主たちは開業塾+交流会や、ゆるキャラならぬ”いたキャラ”の「いりこマン」と「いりこグッズ」も企画するようになった。studio-Lに関わりのあるまちが観音寺に集まる今宵サミットも始まった。

・群馬県富岡市の事例
世界遺産の消費期限は約3年。仮にトータルで300万人の人に来てもらえるとすると、6年で50万人、さらに12年で25万人にする方が息の長い集客ができる。そのためには、単に見物に来てもらうだけでなく、まちやそこに住む人を好きになってもらうような、関係性をつくる活動が必要なのではないか。ワークショップでは、要望ではなく「提案・実行」をお願いしている。言ったからには自分でやることが必要だ。

・北海道沼田町の事例
厚生連の赤字病院をどうするかに取り組んだ。幸い隣の深川市の病院まで車で20分で行けるので、入院機能は不要。そこで、診療所の機能に福祉施設やサ高住を組み合わせたような福祉センターへの転換を考えた。
役場の職員にもプチコミュニティデザイナーになってもらおうと研修を10回ほど行った。住民は初めは予備知識がないので、4回目までのワークショップは発言(意見)なしで、インプットのみにした。やる気のないドクターの気持ちを変えて、町民に愛されるドクターになってもらった。ワークショップでは、ないものねだりにならないように、施設の面積とコストのわかる簡単な模型を使って、予算も5億トマト(仮想の通貨で表現)に区切って考えたおかげで、7チームあるなかで3プロジェクトに絞り込むことができた。私は建築家だが、自作自演にならないように、設計しないことを心掛けている。プランを出すのは住民自身だ。

ジョン・ラスキンは“There is no wealth but life”と言った。
イギリスでは、伝染病の蔓延を防ぐために、1848年にチャドウィックが5年間の時限立法としてPublic Health Actをつくった。ここから、建築基準法や都市計画法のような都市計画や建築に関わるハードの部分と、公衆衛生に関わるソフトの部分が分かれて発展してきた。Maggie's Center(1996年~)はこれらを統合する動きだ。
まちづくりにはバードとソフトの両面が必要だ。日本福祉大学 まちづくり研究センターの活動に期待したい。
11月22日、東海市芸術劇場で開催された日本福祉大学まちづくり研究センター開設60周年記念シンポジウムに参加した。
基調講演はstudio-Lの山崎亮さんで「ひとがつくるまち」と題し、「今宵も始まりました」で有名な観音寺の商店街再活性化の例や、冨岡市、北海道沼田町でのワークショップの様子を紹介。
            山崎
 
 まちづくりを30年近く続けてきた私にとって、今回の講演はとても素晴らしく、エネルギーをもらいました。5分に一回の笑いを入れた講演で、まちづくりは楽しくなければという。やはりプロのまちづくりは建築家のノウハウをいれ、徹底的に突き詰めたまちづくり計画をしている。今後はこのようなプロフェッショナルを入れたまちづくりが必要だと実感した。
          パネル

 第2部のパネルディスカッションでは、山崎亮Studio-L代表 、鈴木淳雄東海市長、 平野隆之日本福祉大学副学長、千頭聡
日本福祉大学まちづくり研究センター長 が登壇し、「もはや行政のみのまちづくりは無理。(市民の)参加なくして未来なし。楽しさなくして参加なし。楽しさ、遣り甲斐とは何かを突き詰めて考えるべき。お金を払って、物やサービスを得ることでは楽しさは長続きしない。市民の楽しさの自給力をいかに高めるか。まちの楽しさの自給力をいかに高めるかが重要。」と締めくくった。
 
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基調講演、パネルディスカッションの詳細は、東浦町長の神谷氏がブログに掲載してみえたので引用しました。お時間のある方はお読みください。

■山崎亮さんの基調講演

・香川県観音寺市の事例
観音寺市は人口約6万2千人。商店街はシャッターが目立つ。そこで、30人くらいの商店主が市役所に相談に行った。そして、山崎を呼んでみようということになった。
商店主は年齢が50歳以上の人ばかり。1980年代は肩がぶつかるほどにぎわった。2000年には猫しかいなくなった。今では猫もいない。どこも同じような話だ。商店街の中で「ここは面白いというものはない」と言い切っていた。
実際に現地を歩いてみると、人口減少の最先端を行くような面白いものがあった。下着屋の中にケーキ屋がある。下着屋の息子がパティシエになって家に帰ってきたのだそうだ。そこで、下着屋は、お得意さんの買うもの以外は品ぞろえが減ってスペースに余裕があったので、店の中の棚を寄せて上げて、ケーキを売るスペースを作って息子に任せた。ケーキを食べて下着が合わなくなって、また下着を買いに来るという絶妙の組み合わせだ。ほかにも、クリーニング屋と餃子屋など、いくつかの”shop in shop”があった。これは面白いと思う。これなら、日曜カフェをやってもよい。
しかし、どうやって店を開きたい若者たちと知り合うかが問題だった。1年間ワークショップをやったけど、オッチャンと若者の接点はつくれないことが分かった。
オッチャンたちは、ワークショップよりも終了後の飲み会を楽しみしているようだ。それでは身が入らないので飲み会を禁止にした。実際には互いに誘い合わないルールにしたので、彼らは寂しそうな背中で、各自バラバラに飲みに行った。そのうちの一人がfacebookに飲み屋の様子を撮った写真を添えて「今宵も始まりました!」と投稿した。これが仲間の目に留まり、今では海外も含めて1800人のグループに広がった。そこで、オッチャンたちは「世界的に認知されている」と勘違いして、USTREAMで飲み会の動画配信も始めた。オリジナルグッズもつくった。するとどうだろう、若い人で店を出したい人が集まってきた。JRからも神田ビールまつりで出店を頼まれた。
仏壇屋の中にビリヤードバーが入っているところもある。お客は仏に囲まれてかなりパラダイスだ。補聴器屋の中に「耳にタコ」ならぬたこ焼き屋もできた。着物屋にアーティストが入っているところでは、着物のデザインを真似たうどん手拭いが人気になった。
勘違いが高じて、商店主たちは開業塾+交流会や、ゆるキャラならぬ”いたキャラ”の「いりこマン」と「いりこグッズ」も企画するようになった。studio-Lに関わりのあるまちが観音寺に集まる今宵サミットも始まった。
        今宵

・群馬県富岡市の事例
世界遺産の消費期限は約3年。仮にトータルで300万人の人に来てもらえるとすると、6年で50万人、さらに12年で25万人にする方が息の長い集客ができる。そのためには、単に見物に来てもらうだけでなく、まちやそこに住む人を好きになってもらうような、関係性をつくる活動が必要なのではないか。ワークショップでは、要望ではなく「提案・実行」をお願いしている。言ったからには自分でやることが必要だ。

・北海道沼田町の事例
厚生連の赤字病院をどうするかに取り組んだ。幸い隣の深川市の病院まで車で20分で行けるので、入院機能は不要。そこで、診療所の機能に福祉施設やサ高住を組み合わせたような福祉センターへの転換を考えた。
役場の職員にもプチコミュニティデザイナーになってもらおうと研修を10回ほど行った。住民は初めは予備知識がないので、4回目までのワークショップは発言(意見)なしで、インプットのみにした。やる気のないドクターの気持ちを変えて、町民に愛されるドクターになってもらった。ワークショップでは、ないものねだりにならないように、施設の面積とコストのわかる簡単な模型を使って、予算も5億トマト(仮想の通貨で表現)に区切って考えたおかげで、7チームあるなかで3プロジェクトに絞り込むことができた。私は建築家だが、自作自演にならないように、設計しないことを心掛けている。プランを出すのは住民自身だ。

ジョン・ラスキンは“There is no wealth but life”と言った。
イギリスでは、伝染病の蔓延を防ぐために、1848年にチャドウィックが5年間の時限立法としてPublic Health Actをつくった。ここから、建築基準法や都市計画法のような都市計画や建築に関わるハードの部分と、公衆衛生に関わるソフトの部分が分かれて発展してきた。Maggie's Center(1996年~)はこれらを統合する動きだ。
まちづくりにはバードとソフトの両面が必要だ。日本福祉大学 まちづくり研究センターの活動に期待
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