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愛知県常滑市議会議員「井上きょう子」の活動日記
11日(金)千葉県佐倉市へ「ファシリティーマネージメント(FM)の取組み」を勉強するため訪問。朝9:30~全国の地方自治体からの視察が後を絶たないほど有名なところであるにもかかわらず、午後4:00までの時間を費やしていただいた。
佐倉市
   
資産管理経営室FM推進担当主幹の池澤龍三氏から説明を受ける。彼は四国の土佐で生まれ、東京で就職したが市役所に転職した建築家である。
井澤

ファシリティとは企業・団体根戸が組織活動のためにファシリティーを総合的に、企画、管理、活用する経営活動。施設(土地、建物)と環境(内部、外部)の全てをいう。いわゆる経営資源を有効活用し、ムダ、ムリ、ムラを無くすことである。

佐倉市は、ある学校校舎のコンクリート(30㎝)の塊が落下したことでFMをするきっかけとなった。、老朽化、厳しい財政状況、社会情勢の変化など市有施設が抱える諸課題が多くあり、それを解決するために縦割り行政組織ではできず、横串化していった。

具体的には全学校の水道使用量をチェックし、水道の漏れを発見。公用車、専用車の使用実態調査し、その稼働率からすべて公用車とし、不足分をレンタカーとする。今後はすべての公用車をレンタカーにする予定。

節電対策として照明、空調、冷蔵庫,PCなど15%削減を徹底する。特にありとあらゆる学校に照度計を持って回り電球の間引き、スイッチのマニュアル化をしていった。
図書館
高校を建設するとき図書館も一緒に建設し子供たちも利用できる図書館にした。電球も間引きしてある。

庁舎内壁面広告掲出事業、公用車の広告掲載、自動販売機に電光掲示板をつける貸付事例、色々な施設を利用調整(横串)事業、ヤフーオクションに公有財産売却システム導入など、まだまだ多くのFMを行ってきた。
消防署
3階建ての消防署の最上段を削り、耐震を最小限にし経費を浮かせた上に新築に近い外層で生まれ変わった。

公共施設の延床面積の60%以上は学校教育の建物が占める。今後この部分を重点的にFMをする必要があるという。結局行政の仕事はまちづくりであり、縦割りだけでなく個別の議論も十分したうえで総合的な街づくりをすることである。

これまでの行政に足りなかったこととは?
〇考えられるすべての課題を、はじめに克服しなければならないとすれば、何も新しい試みはでいない。
やれない理由を列挙して、言い訳を作ることが、自冶体職員ではない。たれかがやるということは、結局、誰もやらないということ!!
上記のことは議員にも言えることで、議会改革をやれる方向でスピード感をもってし、市民のための議会を目指していきたいものである。

転職してきた若い担当者の前向きな、法律までおも替えてもやらなくてはならないという意気込みは、とても好感を持てました。認定ファシリティマネージャーの彼は現在後輩にこの方法を伝授しているとか。常滑にぜひ来ていただきたいです。
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